第3回心エコー道場を開催しました
2010年7月31日に徳島大学病院超音波センターにおいて,第3回心エコー道場を開催しました.これは,心エコー検査の初心者を対象として,レクチャー(講義)とハンズオン(実技実習)で心エコー検査の基本を習得することを目的に,徳島大学病院循環器内科の山田博胤医師が中心となって行っている勉強会です.
今回も,高度医療人GPプログラムの共催で行い,徳島大学病院診療支援部生理検査室の検査技師と山田先生に加えて,財団法人住友病院
超音波技術科 津村京子先生と,京都大学医学部附属病院 検査部 元田博子先生に講師をお願いしました.
参加者は,医師3名,初期研修医7名,後期研修医1名,看護師2名,保健学科学生2名でした.午前中は山田先生による心エコーの基礎のレクチャーの後,3つのグループに分かれて断層法とMモード法の実技実習を行いました.ウェルカでランチを取った後,ドプラ法のレクチャーがあり,再度3つのグループでハンズオン実習を行いました.参加者は,①心エコーの基礎,装置の使い方,②心エコー検査に必要な心臓の解剖,生理,病態生理,③基本的な心エコー検査の方法とその手順,について学習できました.
超音波検査は,日常診療で有用なツールとなる検査ですが,臨床業務が忙しいと検査法を勉強する時間がありません.また,指導するほうも日常は業務に忙しく,教えたくても丁寧に教える時間がありません.こうして,まとまった実習の時間をとることは,双方にとってよいことであると思われました.