「障害者理解・教育講演会」を開催しました

大学病院連携型高度医療人養成推進事業
“四国本州メディカルブリッジ 高度医療人養成”耳鼻咽喉科高度専門医養成コースの一環として『障害者理解・教育講演会』を下記の要項にて開催した。

場所:高知大学医学部 臨床第3講義室
日時:平成22年5月21日(金曜日)
演題:『聞こえに障害のある方々への対応』
講師:筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター
     白澤 麻弓 准教授

 近年、社会全体として、障害のある方も障害のない方とともに社会経済活動に参加し、いきいきと生活するという「ノーマライゼーション」が推進されている。
 特に障害者をサポートする立場にある医療スタッフの再認識をうながす目的で、長い間聴覚障害学生の高等教育にたずさわり、豊富な経験をお持ちの白澤准教授に、医療従事者が聴覚障害者にどのように対応したらよいかというテーマで
■聴覚障害者と医療
■確実なコミュニケーションのために
■院内バリアフリーを目指して
の内容に沿って講演いただき、医師、コメディカルを含めたスタッフが新たな知識を共有することが出来た。

 また平成13年『障害者等に係る欠格事由の適正化等を図るための医師法等の一部改正』がなされて以降、医学部への重度の障害をもつ学生の入学が正式に認められている。本学でも平成21年度に重度聴覚障害を持つ学生が入学しており、
■聴覚障害医師の活躍のために
との内容でも講演いただき、今後の教育上の問題点の認識の上でも有用な情報を得ることが出来た。

高知大学医学部 医学教育創造・推進室
          高田 淳、野田智洋

年度別活動報告: 2010年度