「心臓血管外科手術テクノカレッジ」を開催しました
心臓血管外科手術テックのカレッジ
手術技能の高度化と安全重視等の複雑化する医療環境に伴い、心臓血管外科専門医を目指す修練医が実際に術者を務める機会は減少傾向にあり、このような環境下で正確な手術手技をいかに習得させるかが課題となっています。そこで今回、テルモメディカルプラネックスの施設を用いて、2010年2月5日から2月6日の1泊2日(講習時間延べ12時間)で、人工心肺補助訓練及び豚を用いた手術による技能講習会を実施しました。指導医4名、看護師2名、臨床工学技師2名、事務職員2名ならびにテルモメディカルプラネックスのスタッフの方々のサポートにより、①人工心肺の仕組みと機能についての講義、②摘出豚心臓を用いた人工弁置換および冠動脈バイパス練習、③体外循環シミュレーションシステムを用いたトレーニング、④生豚を用いた内胸動脈剥離、冠動脈バイパス術、弁置換術トレーニングを行いました。徳島大学、香川大学、愛媛県立中央病院、高知赤十字病院、兵庫県立中央病院、高砂市民病院から合計8名の修練医(臨床経験年数は平均3.8年)が参加し、実施後アンケートでは講習内容について参加者から高い評価を得ました。