「形成外科・再建外科講演会」を開催しました
平成26年7月22日、オーストラリアのオブライアン研究所所長のProf. Wayne Morrisonをお招きして、マクロサージャリーの手技を用いて組織移植と再生医学に関する臨床と基礎研究についてお話をいただきました。外傷による切断肢や顔面外傷、熱傷の患者に対する再接着や顔面移植の臨床例の紹介から始まり、ゲルをscaffoldとしてchamber内に脂肪細胞の増殖を促し、臨床的には乳癌術後の患者の乳房再建に応用するなど、非常に興味深いものでした。
形成外科の基本的手技といえる組織移植と再生医療を臨床と基礎研究の両面から、今なお精力的に活動されているWayne Morrison教授のお話を直に聞くことが出来たのは、非常に刺激的なことでした。
今後、臨床と相互にリンクしていくような基礎研究のアイデアを得ることが出来ました。