徳島大学整形外科専門研修プログラム
プログラムの概要・特徴
整形外科学は、運動器の機能と形態の維持・再建を目指す臨床医学であり、脊椎、上肢、下肢などの広範な診療領域を扱います。高齢化社会をむかえた我が国においては、整形外科への期待はますます大きくなっています。
現在、徳島大学整形外科には、脊椎、股関節、膝関節、スポーツ、リウマチ、リハビリテーション、腫瘍などの診療・研究グループがあります。連携施設は、脊椎、関節、上肢・手外科、外傷、救急、リウマチ、リハビリテーション、スポーツ、小児などそれぞれに特色をもった20を超える施設・病院があり、機能的なローテーションにより、プライマリケアから最先端の臨床・研究までを学ぶことができます。
プログラム統括責任者氏名
西良 浩一指導担当医師数
64名研修施設
基幹病院
徳島大学病院
連携施設
国立病院機構とくしま医療センター西病院、国立病院機構とくしま医療センター東病院、徳島赤十字病院、徳島赤十字ひのみね総合療育センター、徳島県立中央病院、徳島県鳴門病院、徳島県立三好病院、徳島県立海部病院、徳島市民病院、吉野川医療センター、阿南医療センター、徳島健生病院、四国こどもとおとなの医療センター、高松赤十字病院、回生病院、国立病院機構高知病院、高知赤十字病院、JA高知病院、四国中央病院、名古屋徳洲会総合病院
研修期間
3年9か月プログラム内容
整形外科の研修で経験すべき疾患・病態は、骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの運動器を形成するすべての組織の疾病・外傷・加齢変性です。また新生児、小児、学童から成人、高齢者まですべての年齢層が対象となり、その内容は多様です。
この多様な疾患に対する専門技能を研修するために、整形外科専門研修は1ヵ月の研修を1単位とする単位制をとり、全カリキュラムを脊椎、上肢・手、下肢、外傷、リウマチ、スポーツ、小児、腫瘍、リハビリテーション、地域医療の10の研修領域に分割し、専攻医が基幹施設および連携施設をローテーションすることで、それぞれの領域で定められた修得単位数以上を修得し、3年9か月で45単位を修得する修練プロセスで研修します。
各研修施設の研修委員会の計画のもと、症例検討・抄読会はすべての施設で行います。専攻医の知識・技能習得のためのセミナーを専門研修プログラム管理委員会が企画・開催します。
すべての専攻医が自らの症例を用いて研究した成果を発表するカンファレンス「レジデントデー」を年1回開催します。研究指導は各施設の指導医が行います。
専攻医が学会発表年1回以上、また論文執筆を年1本以上行えるように指導します。専門研修指導プログラム管理委員会は全専攻医の学会発表数および論文執筆数を年1回集計し、面接時に指導・助言します。
徳島大学病院および各研修施設の医療倫理・医療安全講習会に参加し、その参加状況を年1回専門研修プログラム管理委員会に報告します。
基本的に専攻医は四国地区の県庁所在地以外の病院に3ヵ月以上勤務します。他県にある連携施設とは長年にわたって人事交流があります。本プログラムとは別の地域における整形外科診療や病病連携、病診連携を経験することを目的に、他県での研修を行います。
整形外科専門医のサブスペシャルティー領域として、日本脊椎脊髄病学会専門医、日本リウマチ学会専門医、日本手外科学会専門医があります。本プログラムの徳島大学病院および連携施設にはこれらサブスペシャルティー領域の研修施設が複数施設ずつ含まれています。整形外科専門研修期間からこれらのサブスペシャルティー領域の研修を行うことができ、専攻医のサブスペシャルティー領域の専門研修や学術活動を支援します。
専攻医および指導医は研修記録による研修実績評価を6ヵ月に1回行い、(9月末および3月末)専門研修プログラム管理委員会に提出します。他職種も含めた徳島大学病院および各研修施設での研修評価(態度も含めた総評)を各施設での研修修了時に行います。
専攻医は研修プログラムの取得単位、学会発表・論文執筆数、教育研修講演受講状況を年度末に専門研修プログラム管理委員会に提出し、専門研修プログラム管理委員会で評価します。
上記の総評を専門研修プログラム管理委員会で年1回年度末に評価します。
取得可能な専門医
整形外科専門医募集定員
7名選考方法
面接により選考します雇用条件
各診療科担当者にお問合せください。連絡先
整形外科 研修プログラム副統括責任者 浜田 大輔
電話番号:088-633-7240
E-mail :seikei2@tokushima-u.ac.jp