徳島大学病院小児科専門研修医(専攻医)プログラム
プログラムの概要・特徴
「我々の未来である子どもの健康を守ることのできる小児科専門医を育成する」ために、 徳島大学病院小児科は専門研修基幹施設として、専門研修連携施設群と協調し本研修プログラムを構築しています。一般小児科および小児科サブスペシャルティー(専門分野)の研修を通じて基本診療能力が身につけられるように小児科専門医・指導医が、日々指導します。また小児科専門医の育成とともに、徳島県だけでなく四国の地域医療を支えられるように努めます。
本専門医研修プログラムは、未熟児・新生児、内分泌・代謝、神経、腎臓、消化器、循環器、血液・腫瘍、感染症、アレルギー等の多岐にわたる小児全疾患を診療・経験できるように工夫しています。つまり、「専門研修基幹施設」と「専門研修連携施設」での研修内容が、それぞれ「より専門性が要求される疾患」と「小児科特有で総合診療能力を要する疾患」を基本としており、各施設の特徴となる分野を研修することにより、診療範囲の広い小児医療の全分野を網羅することが可能となっています。
プログラム統括責任者氏名
漆原 真樹指導担当医師数
66名研修施設
基幹施設
徳島大学病院
連携施設
徳島県立中央病院、徳島赤十字病院、徳島市民病院、四国こどもとおとなの医療センター、
高松赤十字病院、高松市立みんなの病院、高知赤十字病院、国立病院機構高知病院、JA高知病院
地域医療選択コース
阿南医療センター、徳島県鳴門病院、徳島県三好病院、つるぎ町立半田病院、
吉野川医療センター、阿波病院、滝宮総合病院、総合病院回生病院
重症心身障害児医療,post-NICU選択コース
国立病院機構とくしま医療センター東病院、国立病院機構とくしま医療センター西病院、
徳島赤十字ひのみね医療療育センター
研修期間
3年プログラム内容
①初年度は、徳島大学病院での研修を通じて、小児科医としてのマインドや専門能力の基盤育成の為に、小児科の基本的な知識、診療技術獲得だけでなく、小児難治性疾患を中心に高度小児医療の問題解決能力の獲得に努めます。具体的には、小児難治性および慢性疾患の入院児を主治医として診療することが研修の基本となります。また、NICU、GCUでの新生児医療の研修、ICU、HCUでの 2,3 次救急や呼吸循環管理技術の研修は 1-2 カ月の集中的な研修期間で行います。初年度のプログラムを通じて多様な小児先進医療を経験することで、様々な問題・課題に対する解決能力を獲得できるようになっています。
②2年目の研修内容は、「専門研修連携施設」でプライマリケアの基本である小児救急、 感染症、小児保健の診療技術等を習得することが基本となります。また、各施設の専門医・指導医のもとで、サブスペシャルティー(専門分野)の診療も経験することも可能です。
③最終年度では、各専攻医の臨床および研究目標や希望を配慮しつつも、2年目までの研修内容を定期的に確認し研修状況を評価します。研修内容の偏りが生じることなく設定された到達目標に達するための補足すべき分野の研修ができるように研修内容と施設を調整することとしています。
④これらの研修期間を通じて、小児科診療における知識・技術・問題解決能力の獲得と並行して、退院サマリーやカンファレンスの症例提示から学会発表(プレゼンテーション能力)、論文作成(症例報告)に至るまで、指導医が指導を行います。 以上のプログラムの構成により、小児の全身を診る小児科専門医としての偏りのない研修プログラムを提供できると考えています。
取得可能な専門医
小児科専門医募集定員
8名選考方法
書類選考および面接(必要があれば学科試験)雇用条件
各診療科担当者にお問合せください。連絡先
漆原 真樹
電話番号:088-633-7135
E-mail:urushihara@tokushima-u.ac.jp