「ハワイ式医学教育講演会」を開催しました
ハワイ式医学教育講演会
『急性腹症症例を通して医師の6つの能力を学ぼう
Learning physician’s 6 competencies thru acute abdomen cases』
日 時:2023年9月14日(木)18:00~20:00
会 場:日亜メディカルホール(西病棟11階)
講 師:町 淳二 先生(ハワイ大学)
【実施概要】
町淳二先生の自己紹介ののちにACGMEが提唱する6つのコンピテンシーの説明をされ、急性腹症の2症例について、双方向のカンファレンス形式で臨床推論が行われました。また、参加者の学生、研修医共に活発 な意見交換が行われました。
カンファレンスでは想起すべき症候群の分類や記憶法、さらに独自に作られた4つの緊急性の症候群でどのように治療の優先度を決めるか、まで国家試験から今後の医師としての基本的で実践的な考え方を学べたと同時に、患者診察における注意点、コミュニケーションの重要性など医師として必要な6つのコンピテンシーについて確認するカンファレンスを行っていただきました。
【成果】
参加者にはFormsでアンケート入力をしてもらいました。全員が今回のカンファレンス・講演会に対して大変満足と回答し、自由記載では、「実際のカンファレンスでもしっかりと臨床推論が行えるように、知識を蓄積できるように勉強したい」、「アメリカ式のカンファレンスが学べて、今後のカンファレンスでの質問の対策方法が分かった」、「しっかりと臨床推論ができるように、医療面接で聞くべき事柄を理解しようと思った」、「医師として必要な6つのコンピテンシーに照らし合わせて、医療面接を行おうと思った」など、今後の診療参加型臨床実習や初期臨床研修において本学のコンピテンス、コンピテンシーを意識した実習、研修の行うものと期待されます。