「第2回臨床研究・論文執筆入門」を開催しました
臨床研究についての知識,論文を執筆するためのノウハウを習得するために企画した講演会事業で,第2回目の今回は,当院HBS研究部 心臓血管病態医学分野 特任教授 島袋充生 先生と東京大学医学部附属病院 臨床研究支援センター 教授 山崎 力 先生にご講演を賜りました.
1)基調講演「臨床研究 事始め」
徳島大学大学院HBS研究部 心臓血管病態医学分野 特任教授 島袋充生 先生
臨床研究を知る,臨床研究を始める,論文を書くという2つのテーマについて,基本的な事項から,分かりやすく講演をしていただきました.
2)特別講演「これから臨床研究を始める人のための生物統計・データ管理」
東京大学医学部附属病院 臨床研究支援センター 教授 山崎 力 先生
臨床試験の倫理について,データの扱い方,各種臨床試験の問題点など,過去の臨床研究の間違い例,失敗例を多く引用して説明していただきました.
前回と引き続き,他ではなかなか聞くことのできないユニークな講演会でした.医師だけでなくメディカルスタッフすべてが臨床研究に携わる時代となっており,今回のセミナー参加者すべてが今後に有益な情報を得ることができました.また,臨床研究における不正についてのニュースが多く流れている中,臨床研究を行うにあたって,利益相反とは何か,データの扱いはどのようにしたらいいのかなど,知っておかなくてはならない事項を確認することができたと思います.今後もこの講演会はシリーズで継続していきたいと考えています.