メンタルヘルス講演会「うつ病からの社会復帰」を開催しました

高知大学では、メンタルヘルス講演会「うつ病からの社会復帰」を開催しました。

演題:メンタルヘルス講演会「うつ病からの社会復帰」
講師:吉野 聡(筑波大学社会医学系 助教 附属学校教育局統括産業医)
日時:平成23年12月7日(水)18:00~19:30
場所:臨床第3講義室
参加者数:237名

うつ病と診断される患者数は近年増加する一方ですが、今回は、仕事を休職してから職場に復帰するまでの経過と、周囲の対応の留意点について具体的なお話を聞くことができました。医師、看護師、コメディカル、事務職員など237名(うち、学生が15名、学外者4名)が参加されました。参加者からは、「たいへんわかりやすく、勉強になった」との感想が数多く寄せられました。

職場に復帰するタイミングを判断するには、医師の判断と本人の希望だけでなく、産業医等の意見や職場での十分な準備も必要とのことでした。そのための支援プランとして「リワークプログラム」が効果をあげているそうです。「Return to Work」—高知でもこのプログラムを行っている施設があることが紹介されました。このような具体的な復帰支援プログラムが多くの人に認知され、必要な人が抵抗なく受けられるような環境づくりが大切だと感じました。

年度別活動報告: 2011年度