徳島大学病院・精神科神経科/心身症科での専門医研修について

徳島大学病院　精神科神経科
谷口　若葉

私は徳島大学病院で2年間の初期研修を終えて、精神科神経科に入局いたしました。もともと精神科領域に興味がありましたが、初期研修中に精神科神経科で5か月間研修させて頂き、より多くのことを学びたいと思うようになりました。加えて、医局の温かい雰囲気にも魅了され、早くに入局を心に決めました。

入局して約1年が経過しますが、当初はとても不安でした。しかし医局の先生はどなたも親切に指導して下さるので、徐々に不安は和らいでいきました。主に入院患者さんの治療に携わりますが、一人だけで担当することはなく、必ず上の先生が一緒に担当して下さいます。そのため何でも相談することが出来るので、一人で悩んで途方に暮れる様なことはありません。むしろ上の先生の方から、困っていることはないか聞いて下さることが多いくらいです。

徳島大学病院・精神科神経科では、気分障害や統合失調症、強迫性障害、老年期疾患、児童思春期疾患など幅広い分野での診療、そして初期治療から社会復帰までを含めた総合的診療が行われております。また院内の他科とも連携して、他科で加療中である患者さんの心の問題にも対応がなされております。専門研修システムとしては、より多くの症例を経験できるように勤務先など配慮して頂くことができます。

今の時代はストレス社会と言われることもあり、精神科神経科に通院する患者さんの数は今後も増加することが予想されます。しかし精神科医の数はまだ十分ではありません。精神科疾患に興味をお持ちの方は、ぜひ何度でも見学にお越し下さい。きっと徳島大学病院・精神科神経科の医局で研修したくなると思います。