徳島大学病院 呼吸器・膠原病内科での後期研修について ~呼吸器・膠原病内科 医員 國重 道大~
卒後3年目の國重道大と申します。私は徳島大学病院で初期研修後、呼吸器・膠原病内科の後期研修医となりました。
当科における入局一年目の仕事は外来初診前の予診、気管支鏡検査、病棟主治医などがあります。予診では紹介状と問診から鑑別疾患を挙げて、外来主治医と必要な検査を検討することで精査・診断の勉強ができます。気管支鏡検査では専門医から手厚く指導を受けることができます。予診で自分が考えていた疾患の特徴を見つけられることに喜びを感じられると思います。
病棟で主治医となった時には、自分が考えていた治療方針をカンファレンスで相談することができます。この場では、病棟主治医がそれぞれ必要に応じて文献や症例報告なども検索しており、聞いているだけでも勉強になるカンファレンスとなっています。
救急対応が必要な症例から慢性疾患まで様々な疾患・年代の患者さんへの知識が求められ、経験ができるのも当科の魅力だと思います。
また、2020年度は世界中に新型コロナウイルスが蔓延し、徳島でも重症者・死亡者が出る事態となりました。徳島県での重症者は当科・救急集中治療部・感染制御部で連携を取りながら治療にあたる機会もありました。治療はチーム制で対応しましたが、科としての方針決定や治療法の選択などは呼吸器・膠原病内科が一丸となって未曽有の事態に対応しています。
今後も世界や日本での状況を鑑みると新型コロナウイルス感染症は拡大が懸念され、大きく関心を集める分野となってくるのではないでしょうか。この状況下でも当科には西岡教授を筆頭に一丸となって戦っていく雰囲気がありますので、当科に興味のある方は気軽に見学にいらっしゃってください。お待ちしております。
徳島大学病院 呼吸器・膠原病内科 医員 國重 道大