徳島大学病院放射線科での専門研修について
徳島大学病院 放射線科
医員 髙橋 彩加
徳島大学病院 放射線科 医員の髙橋と申します。私は、徳島大学病院と徳島県立中央病院で2年間の初期研修を経て、放射線科へ入局しました。最初に放射線科へ興味を持ったのは学生時代で、ほぼ全ての疾患を診るという画像診断に惹かれたことがきっかけでした。その後初期研修で多くのがん患者さんを担当させて頂く中で、放射線治療にも興味が湧き、症例数や治療実績の豊富な徳島大学病院で後期研修を行うことを選択しました。
後期1年目は関連病院である愛媛県立中央病院にて研修を行い、まずは画像診断やIVRの基礎を重点的に学ばせて頂きました。現在は大学病院にて診断と治療いずれも幅広く経験させて頂いております。あらゆる分野・疾患が対象となりますので求められる知識も膨大ですが、放射線科医として患者さんや他科の診療に貢献できるよう励んでいきたいと思っています。
診療内容ですが、診断部門ではⅩ線写真や超音波検査、CT、MRI、PETをはじめとする種々の核医学検査を行っており、大学病院ならではの稀な疾患から一般的な疾患に至るまで、多くの症例に関わることができます。IVRとしては動注化学療法、塞栓術、生検、血管造影など、放射線診断から治療的応用まで多岐にわたる手技を行っています。また放射線治療部門では最新鋭の治療装置が導入され、症例数は中国・四国地区の放射線治療施設の中でもトップクラスです。
放射線科では、画像を深く学びたいなら診断、外科系に興味があるならIVR、患者さんと向き合った診療がしたいなら放射線治療など、広い視野で自分の将来を考えることが可能です。放射線科に興味のある方はもちろん、まだ進路を決めかねている方も、是非徳島大学病院放射線科へ見学に来てください。