徳島大学病院 脳神経外科での後期研修について~脳神経外科 原慶次郎~
脳神経外科医になってみませんか?
脳神経外科って「忙しそうだよな・・・」というイメージをお持ちかもしれません。
でも、近年は日本でも脳外科医の集約化が進んでおり、徳島県を含む四国も例外ではありません。脳神経外科医が多く在籍する病院に症例が集まり、数多くの症例を経験することが可能になっています。
病院に在籍する脳神経外科の先生が多い、ということはすなわち、診療時間外にフリーになることが可能になります。
徳島大学病院を含め関連病院は、在籍する脳神経外科の先生が多く、「多くの症例数」を「メリハリの利いたQOLの高い生活」をしながら経験することができます。
脳神経外科は「なんか難しそうだよなあ・・」というイメージもあるかもしれません。
脳神経外科で対応する疾患カテゴリーは、脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳神経外傷、脳腫瘍、小児疾患(先天性疾患)、脊椎・脊髄疾患、機能的疾患(パーキンソン病など)、てんかん、神経リハビリテーションなど多岐にわたります。
「徳島みたいな田舎でそんなに多種の疾患が経験・勉強できるの?」と思われるかもしません。
実は都市部の脳神経外科病院は対応する疾患の種類が限られており、多種の疾患の経験はできません。
一方で、徳島大学脳神経外科は上記の多種多様な疾患がすべて集まってくるため、非常に恵まれています。例えばパーキンソン病の外科手術はできる施設は国内でも限られますが、徳島大学脳神経外科は他府県からも症例が集まってきます。
まずは専門医になりましょう!!
科をあげて全力でサポートします!!
関連病院と連携した後期研修のプログラムがあり、後期研修期間内に脳神経外科疾患を上記の疾患を全般的に経験できます。
関連病院には、徳島県立中央病院・徳島赤十字病院・徳島県立三好病院の徳島県内の主要3病院に加えて、高知赤十字病院(高知県高知市)・四国こどもとおとなの医療センター(香川県善通寺市)・国立循環器病センター(大阪府)などがあります。
徳島大学医学部医学科の地域枠のご出身の先生も、経験できる疾患・症例に偏りがないように研修病院を配慮しますので、心配ご無用です。
入局5年目(卒後7年目)の秋に「脳神経外科学会専門医」が受験できます。専門医試験には多種多様な疾患の経験・知識が必要ですが、徳島大学脳神経外科は非常に有利です。
現在はあらゆる診療科で専門医が必要な時代ですが、どの診療科でも専門医をとるのは大変です
徳島大学脳神経外科では、受験前に診療業務を免除となり試験勉強に専念できる期間を作っています。(バイトは継続するので収入面の心配はありません)
おかげでこれまで徳島大学から受験した先生の累計合格率は95%以上です(平均合格率は65-70%と難関です)
専門医になったら、それぞれの専門家に!!
晴れて専門医に合格すると、そこからはどの分野の専門家になるかを考えましょう。
大学院で研究して博士号を取得するのもよし、徳島大学病院や関連病院でさらなる研修を積んで腕を磨くことも可能です。
脳卒中専門医や脳血管内治療専門医になるのもお勧めです。
小児病院で研修を受けて小児脳神経外科専門医になった先生や、リハビリテーションで研修を受けてリハビリテーション専門医になった先生も居て、さまざまな選択肢があります。
髙木康志教授は京都大学のご出身ですので、関西方面の医療機関での研修も可能です。
【入局者】
2018年 1名(男性、徳島県出身、福井大学卒業)
2019年 1名(女性、徳島県出身、徳島大学卒業)
2020年 1名(男性、大阪府出身、徳島大学卒業)
2022年 1名(男性、徳島県出身、徳島大学卒業)
下記のホームページをご覧頂くと、後期研修医の先生の声が聞けます。
ぜひとも参考にしてください。
学生・研修医の皆様へ – 徳島大学脳神経外科 (tokushima-nougeka.jp)
徳島大学病院 脳神経外科 講師 原慶次郎