徳島大学病院泌尿器科での後期研修について

徳島大学病院泌尿器科　医員で医師3年目の坂本 健です。岡山赤十字病院での2年間の初期研修を終え、専門研修を徳島大学病院でスタートしました。今年の新入局員は4人で、私を含めて3人が大学での研修を行っています。市中病院から大学病院へとシフトし、環境の違いに戸惑うこともありますが、同期、上級医と共に充実した日々を過ごしております。大学病院ならではの専門性の高い疾患や、高度な医療について、腰を据えて症例一つ一つから多くのことを学んでおります。
さて、泌尿器科の魅力といえば専門分野の多様性にあると思います。腫瘍、移植、小児泌尿器、女性泌尿器、透析、感染症、内分泌・生殖・性機能、外傷・救急医療等々…外科領域、内科領域問わず様々な分野が存在します。手術一つとっても、泌尿器ならではのエンドウロロジーはもちろん、小手術から内視鏡手術、大開腹手術、ロボット手術に至るまで幅広く行っております。泌尿器科っておしっこばっかり見てるの？とも思われがちですが、全くそんなことは無いのです。また泌尿器科は独り立ちが早い印象があります。TUR-Btのようなエンドウロロジーは卒後3年目から、施設にもよりますが、腎摘出術のような手術でさえも卒後5年目・6年目で自ら執刀する機会があります。泌尿器科は幅広く診たい！早く色々な手技を身に付けたい！というニーズに応えてくれます。
ある病院では泌尿器科を３年間で7人がローテートし、6人が泌尿器科医となりました。私自身もその一人ですが、回って見なければ分からない泌尿器の魅力に取り憑かれる人間は多いのです。ほん少しの興味でいいのです、是非とも泌尿器科をのぞいて見てください、きっと貴方も虜になると思います。スタッフ一同お待ちしております。