内分泌代謝内科での後期研修について (坂尾祐佳子)
卒後3年目の坂尾と申します。私は徳島日赤で初期研修後、血液・内分泌代謝内科に入局しました。
みなさんは、内分泌代謝・糖尿病にどのようなイメージをお持ちでしょうか?正直、学生時代の私にとっては苦手な分野で、初期研修中もあまりそのイメージは変わらずでした。ただ、「分野に捉われずなんでも診られる。患者さんに寄り添える医師でありたい」という自分の思いと、当科の掲げる「全身を診る」というモットーが一致していたことが、苦手意識を上回り、入局を決めました。
現在は、主に入院患者の担当と院内紹介、甲状腺エコー検査などを行っており、糖尿病、甲状腺疾患、肥満症、下垂体疾患、電解質異常など、幅広い症例を経験できています。特に糖尿病や肥満症では患者背景を鑑みた多角的な視点や、患者さんとの信頼関係が診療にあたって重要なポイントです。また、合併症や併存疾患への介入も必要であり、まさに「全身を診る」だと、実感する日々です。あまり派手さはないですが、患者さんのより良い生活に関わる、やりがいのある分野だと思います。
後期専攻医として実際に4ヶ月勤務してみて、時にエマージェンシー症例を経験することもありますが、基本的にじっくり考える時間はありますし、自分の時間も持てます。
苦手意識のあった分野に進んだわけですが、最近、「面白いかも」と思う機会が増えました。それは、症例について悩んだとき、気軽に相談でき、サポートしてもらえる、そして「面白い」と思わせてもらえる環境があるからです。
興味のある方、全身を診られる医師になりたいという方、ぜひ一度見学にお越しください。
お待ちしております。
徳島大学病院 血液・内分泌代謝内科学 坂尾祐佳子