循環器内科での後期研修について(手束一貴)
徳島大学病院循環器内科卒後6年目の手束一貴と申します。徳島大学を卒業後、吉野川医療センターで初期研修を行い、2021年4月に循環器内科に入局しました。1年間は大学で循環器内科の基礎知識と手技を学びました。その後、私の育ちの地である香川県善通寺市の四国こどもとおとなの医療センターに2年間出向しました。内科医として非常に多くの内科救急疾患を診察することができ、循環器内科としては冠動脈インターベンション治療に特に力を入れており学ぶことができました。そして2024年4月より徳島
大学病院に戻ってきております。
私が循環器内科に興味を持ったきっかけは、4年次のクリクラの授業が1番理解しやすかった点です。学外実習や初期研修で循環器内科を多く回り、急性心筋梗塞のため苦しんでいる患者さんが涼しい表情で病室に戻っていく姿を見て憧れを抱き、循環器内科医を志しました。生死を彷徨うことがある重症疾患を扱う科ではありますが、とてもやりがいのある仕事だと思います。
当院は一般的な市中病院で経験できる手技だけでなく、TAVIやMitraClipなどの構造的心疾患に対する治療、心臓再同期療法、IMPELLAなど高次医療機関ならではの治療を積極的に取り入れています。また本人の希望に合わせて、学会発表や研究、留学も行うことができます(以下2024年9月シドニーでのAPHRSの写真です)。上司は指導が熱い先生ばかりですが、心が折れそうな時は優しい言葉をかけてくださります。私がクリクラで感じたままの科の雰囲気であり、入局して後悔はなく、楽しく過ごしております。
ちなみに私自身、現在育休中で、子育てにも理解のある職場です。しかし周囲のサポートが無ければ取得できませんので、先生方やスタッフの皆様には本当に感謝しております。
当科について少しでも伝わりましたでしょうか?
もし興味がありましたら、是非見学にお越しください!
徳島大学病院 循環器内科 手束一貴