徳島大学病院 精神科神経科での後期研修について

徳島大学病院 精神科神経科
医員 松本康平

私は、徳島大学病院を軸とした研修(内、当科では4か月を過ごしました)を修了後、徳島大学病院精神科神経科に入局しました。
元々、人文系に心惹かれつつも、当時(とても遠い日々に思えます)、実学重視な環境にあり、医学部へ進学しましたが、思い断ち切れず(?)、いわゆる理系と文系が交わる場所である精神医学を専攻することにしました。

入局して、10ヵ月程度、大森教授のもと、精神保健のプロフェッショナルたちに囲まれて、精神衛生上も、非常に良い環境で過ごさせていただいております。話していると、いつの間にやら、精神療法を施されているのかもしれません。
現在は、病棟業務がメインでしょうか、先輩医師のもと、薬物療法や精神療法の型を学んだり、本や文献(クラシカルなものも、精神科では重要だったりします)を読んだり、外来では陪診についたり。教授のクルズスでは、「まずは、general psychiatryを。」、とのお言葉があるように、後期研修では、幅広い経験を積めるよう、システムを配慮していただいております。加え、その後の専門研修に関しても、勤務先を配慮していただけます。

心をもって心を察するということ、説明するということ、そのアプローチは多様で複雑ですが、その営みの中には豊饒なものがあるように思います。
精神医学に興味のある方、進路の定まっていない方は、是非、当科も考慮に入れて頂けましたら、幸いです。

診療科: 精神科・心身症科