徳島大学病院形成外科・美容外科での後期研修について
卒後6年目の山崎裕行です。徳島大学病院卒後臨床研修センターでの初期研修を経て、後期研修として当院形成外科を選択しました。
形成外科が扱う分野は顎顔面や四肢などの先天異常や外傷、皮膚腫瘍、他科と合同で行う悪性腫瘍切除後の再建などの手術以外にも、アザなどのレーザー治療など多岐にわたります。ですので一言で形成外科が何をする科なのかを説明することは難しいですが、逆に言えば色々なことが経験できるのが形成外科の魅力の一つだと思います。
私の場合は、当科に入局してから最初の1年は大学病院で形成外科の基本的な診療・手術手技を学び、次に松山赤十字病院形成外科での2年間の研修で皮膚腫瘍外科を中心に執刀医を経験したのちに再び大学病院に戻ってきて今に至ります。現在は、高度な技術を要する手術の助手や、上級医の指導のもとで専門医前でも執刀可能な症例を担当しながら日々研鑽を積んでいるところです。他に臨床以外でも学会発表や臨床研究などの活動にも携わりながら、来年1月にある専門医試験に向けての準備もあり毎日忙しいですが、充実した日々を過ごせていると思います。
形成外科専門医を取得するためには、形成外科が扱う色々な分野の症例を一定量経験する必要がありますが、当科では四国4県の主要な施設が連携施設となっているので専門医を取得するのに症例が不足して困るということはないと思います。興味を持たれている方や、どんな事をしているのか実際に見てみたい方などがおられましたら気軽に見学にいらしてください。