徳島大学病院整形外科での専門医研修について

徳島大学病院整形外科医員、卒後3年目の中島大生です。徳島大学病院卒後臨床研修センターで2年間初期研修を経て、2017年度から整形外科にて後期研修を行わせていただいています。日々、西良先生をはじめとした情熱あふれる諸先生方に御指導いただきながら充実した研修生活を送れています。

整形外科の扱う領域は、脊椎、関節、スポーツ、腫瘍、外傷などに加え、リウマチ、骨粗鬆症やリハビリテーションなど、分野が多岐にわたっており、小児から高齢者まであらゆる年齢層の患者さんと向き合う機会があります。カバーする部位も、頸からつま先まででとても広く、いろんな疾患を経験できます。
現在の大学病院の研修では、術前英語カンファレンス、手術、術後カンファレンスのスケッチ、創部処置を含めた周術期の管理などの整形系外科医としての基本の知識・技術を身につけている最中です。手術前に疼痛などに苦しむ患者さんが、手術と術後のリハビリテーションを経て、日々症状が良くなっていく姿をみて、整形外科としての役割の重要性ややりがいを日々感じています。
また、多数の学会発表の機会や英語論文を執筆する機会も与えて頂き、大学ならでは学術的な研修として貴重な経験ができています。上級医の先生方に基本から一つ一つ指導して頂けるのでとても勉強になっています。また、整形外科1年目でこれだけ発表する機会を与えて頂けるのはおそらく珍しいことで、とてもありがたく感じています。

当科の後期研修プログラムでは、四国四県にわたる多数の関連病院での研修が可能です。いろんな病院をローテートし、各施設の独自のやり方を経験させていただくことでより成長することが可能であると思います。外傷をはじめとするcommon diseaseからPEDをはじめとする日本でもトップレベルの技術まで研修中に経験可能で、都会の病院での研修には劣らないと思います。「整形外科=男性医師」というイメージがあるかもしれませんが、女性の同期入局員も充実した研修を送れています。男女問わず、整形外科に少しでも興味がある方は気軽に徳島大学整形外科の見学にお越しください。

診療科: 整形外科