徳島大学病院 精神科神経科での後期研修について ~精神科神経科 医員 藤 雄一朗~

私は、現在徳島大学病院精神科神経科に所属し精神科医1年目として、病棟業務等を主にしながら働いております。
元々育ちは徳島県西部の出身ではありますが、大学は何の縁か九州の佐賀大学の医学部に進学しました。九州で6年間過ごし、
当初は徳島に帰るかもしくは関東や関西などの都会で働くことなども考えました。
どこで働いていても最終的には徳島に戻るような気はしていたので、それだったらいっそ初期研修も自分が生まれ育った徳島でやろうと
決心し、徳島の市中病院で2年間研修しました。

精神科にはなぜかはわからないですが、不思議と学生時代から興味がありました。
私の初期研修病院には精神科はありませんでしたが、徳島大学病院の精神神経科で研修する機会をいただき、先生方に熱心にご指導してもらい精神科医療の面白さに触れることが出来ました。また医局の雰囲気が抜群によかったこともあり入局自体は迷うことなく
早めに心の中で決めていました。

徳島大学病院の精神科神経科では気分障害、不安障害、強迫性障害、心身症、老年期疾患、児童思春期疾患など幅広く診療しており、様々な症例を経験することが出来ます。精神科は未知の領域も多く現在もわかっていないことも多くあります。
これからどんどん研究が進み、様々なことがわかってくる中でも人の心という決まった形のないものを扱う分野でもあるため、自分自身も診療していて壁に当たることも少なくありません。そういった中で自分で考え調べてもわからないときは経験豊富な上級医の先生方が優しく情熱を持って教えてくださいます。なんでも相談出来る頼もしい先生方がいるからこそ安心して診療を出来ることを日々実感しています。
同期の先生にも助けられることは多く、今年の入局員が私を含め4名いますが医局のデスクでは真剣な話もすることはありますが、
たわいない話をしたりしながら楽しい雰囲気で過ごせるので、仕事で疲れたときなどは非常に癒されます。
クルズスという新入局員を対象とした勉強会などもあり、臨床に即した内容が多く臨床の場にそのまま活用することができるところも
特徴の一つだと思います。

徳島大学病院精神科神経科医局員一同あたたかくお迎えしますので興味を少しでも持っていただいた方は気軽に見学にお越しください。

徳島大学病院 精神科神経科 医員 藤 雄一朗

診療科: 精神科・心身症科