徳島大学病院 放射線科での後期研修について ~放射線科 医員 大西 一~
徳島大学病院放射線科 卒後3年目の大西一と申します。徳島大学病院卒後臨床研修センターでの2年間の初期研修を経て、今年度から放射線科を専攻しています。現在は上級医の先生方の指導のもと、3人の同期とともに放射線科医としての仕事を日々学んでいます。
当院の放射線科は、診断科と治療科との2つに分かれて診療を行っています。入局1年目の後期研修医は数ヶ月単位のローテーションでそれぞれの分野の診療に就き、放射線科医に必要な知識を幅広く学びます。
診断科ではX線写真やCT、MRI、超音波検査による画像診断のほか、PET-CTをはじめとした様々な核医学検査を行っています。研修中は一般的な疾患から大学病院ならではの稀な疾患まで、多くの症例に関わることができます。さらにIVRは動注化学療法や塞栓術、凍結療法、生検、血管造影など診断から治療的応用に至るまで様々な手技を行います。
治療科で行う放射線治療についても、当院は中国・四国地区の放射線治療施設の中でもトップクラスの症例数を誇っています。
私自身、後期研修が始まってから半年以上経った今でも慣れないことばかりで、日々の業務に追われる毎日ですが、画像診断や診療などで困ったことがあれば指導医の先生方に相談しやすい環境があり、充実した研修を送れていると感じています。
放射線科は画像診断に興味がある人はもちろん、治療や手技がメインの仕事をしたいという人にもIVR専門医や放射線治療医という道があります。同じ診療科の中でもこれほどの多様性があり、自分の興味関心や求める環境、ライフイベントに応じて働き方を自由に選びやすいというのは、放射線科が持つ独特の魅力ではないかと思います。
放射線科に少しでも興味がある、気になるという方は、ぜひ見学にいらしてください。お待ちしています。
徳島大学病院 放射線科 医員 大西一