神戸大学医学部附属病院感染症内科研修報告(2011.4.4~7.1)
愛媛大学医学部附属病院第一内科 本間義人
平成23年4月4日~7月1日、高度医療人養成プログラム研修の一環として神戸大学医学部附属病院感染症内科にて研修を行いましたので報告させていただきます。
医療行為を行うにあたり、感染症診療は避けては通れません。私は、初期研修医時代に救急医療を通じて感染症診療に興味を持ち今回、神戸大学で学ぶ機会を得ることが出来ました。研修医時代は実際に書籍に載っている様な診断や治療を経験する機会は少なかったのが現状で、感染症内科医が実際にどのように診療しているかを実際に見てみたいと強く感じていました。
今回の研修で一番学んだことは、実際に“患者さんを診る”という臨床医として一番基本的なことでした。
微生物や抗菌薬の知識はもちろん大切ですがリテラシーがあればある程度補うことができます。しかし、検査をする前に、患者さんが語るストーリーと所見から鑑別診断を考え、治療経過を追うことが出来なければ感染症診療はできないと改めて認識することができました。
最後になりますが、未熟な私を暖かく迎え入れていただいた、岩田先生、大路先生、IDフェローおよびスタッフの皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。