徳島大学病院 血液内科での後期研修について ~血液内科 曽我部公子~
みなさん、こんにちは。卒後9年目の曽我部公子です。
徳島大学病院での初期臨床研修後、血液・内分泌代謝内科に入局し、3・4年目は当院で研修しました。5・6年目に阿南共栄病院で内科全般の診療を行い、7年目で当院血液内科に戻り、8年目からは大学院生として研究をしています。
みなさんは「血液内科は難しそう」と思っているのではないでしょうか。
血液内科は難しくありません。誠実に患者さんに向き合う姿勢、健康な心身、一緒に働く人を尊重する心、血液内科への興味があれば大丈夫だと思います。
当科では「全身を診る」を基本とし、主に造血器腫瘍・造血不全・免疫不全の患者さんに対する化学療法、造血幹細胞移植、免疫療法を行います。内科全般の知識、化学療法とその副作用の管理、感染症の治療・対策、輸血療法などが身につきます。手技はPICC・CV・骨髄検査・腰椎穿刺などを中心に行います。学会発表、論文執筆も本人のやる気次第です。
当院は特定機能病院、骨髄バンク・臍帯血バンクの認定移植施設であり、徳島県内外から患者さんが集まり、時には難しい患者さんもいらっしゃいます。そのため、当科ではグループ制をとり、指導医と専攻医が、お互いを尊重し合い、意見を対等に交わしながら診療を進めています。勤務はグループ内でシフト制なので、休日は呼び出しもありません。小さいお子さんのいる先生は時短勤務も可能です。休日は、皆さんが当番の日でも指導医や先輩専攻医がバックアップに入るので、独りで困ることもありません。
入局後は、内科医として総合内科専門医を目指しながら、血液専門医や造血細胞移植認定医の資格取得、あるいは基礎研究を行い病態の解明や治療法の開発を目指す、など、それぞれの希望に応じたキャリア形成を相談していきます。
血液内科に少しでも興味がある方は、ぜひ見学にお越しください。
お待ちしております。
徳島大学病院 血液内科 曽我部公子